
バンクーバーのレバノン料理おすすめ店|Mazahr Lebanese Kitchenを正直レビュー

「中東料理って、ちょっと重そう。」
正直、そんなイメージを持っていました。でも、レバノン料理はその印象をいい意味で裏切ってくれます。
今回行ったのは、マウントプレザントにあるレバノン料理のMazahr Lebanese Kitchen。バンクーバーに来てからこのジャンルにハマっている自分が、Googleの評価を頼りに見つけた一軒です。
結論から言うと、かなり良かったです。
これまで食べたレバノン料理の中でも、ここは特に“素材の良さ”が際立っていました。お肉も野菜も味付けはかなりシンプルで、その分、食材そのものの味がしっかり伝わってきます。
ヘルシーで軽いのに、ちゃんと満足感がある。このバランスがレバノン料理の面白さだと改めて感じました。
今回はそんな筆者が訪れた、バンクーバーで特におすすめしたいレバノン料理をご紹介します。
レバノン料理とは
レバノン料理は、日本にいるとあまり馴染みがないかもしれません。
レバノンは中東の国で、地中海に面しており、どこかヨーロッパっぽい空気も感じられます。その影響もあってか、レバノン料理は中東料理の中でも比較的軽やかで、クセが強すぎないのが特徴です。
イメージとしてはギリシャ料理に近いかもしれません。オリーブオイルや野菜をたっぷり使っていて、味付けもシンプル。肉と野菜とピタパンといった組み合わせが多い印象です。
実際、レバノン料理はヘルシーな料理としてもよく知られていますが、それ以上に「ちゃんと美味しい」のが魅力だと感じています。
自分も日本にいた頃はほとんど食べたことがなかったのですが、バンクーバーに来てからそのシンプルな味にハマり、気づけば2〜3店ほどは回っています。
シンプルなのに、それが逆に良いというか。味にクセがないので飽きにくく、ふとした時に「あ、また食べたいな」と思えるタイプの料理です。
店のアクセス、雰囲気
アクセスに関しては、正直ダウンタウンからだと少し距離があります。
自分たちはCommercial–Broadway駅からバス(R99)に乗って向かいましたが、体感で20〜30分くらいはかかった印象です。そこまで遠くはないものの、「サクッと行く」という感じではありませんでした。
一方で、帰りはダウンタウン方面のバスを使ったのですが、こちらはかなりスムーズで、15〜20分ほどでGranvilleあたりまで戻れました。ダウンタウンから行くなら、こちらのルートの方が楽だと思います。
店内はインサイドとパティオの2つがあり、自分たちはパティオを選びました。ちょうど夏だったこともあって、夕日が心地よく、とても良い雰囲気でした。
パティオにはヒーターも付いているので、寒い時期でもそれなりに快適に過ごせそうです。
店内はもう少し落ち着いたトーンで、ゆっくり食事したい人にはこちらも良さそうです。ただ、個人的にはこの店はパティオでのんびり食べるのが一番合っている気がします。
実際の食事
今回頼んだのは「Mixed Grill Value Feast」です。前菜を2つ選べて、さらにお店のグリル料理が3種類ついてくる、いわゆる満足度の高いセットです。

自分たちは前菜にハムスとムハンマラを選びました。
ハムスはひよこ豆をペーストにした定番のディップで、中東料理といえばまずこれ、という存在です。実際、バンクーバーでもケバブプレートなどを頼むとだいたい付いてくるので、これまでに何度も食べたことがありました。
ただ、ここのハムスは少し別物でした。
とにかく舌触りがなめらかで、いわゆる“ペースト”というよりは、かなり濃厚なクリームに近い感覚です。日本の料理で言うと、ごまペーストに近いイメージかもしれません。ひよこ豆のほんのりした甘さと塩加減のバランスも絶妙で、ピタパンとの相性もかなり良かったです。気づいたらピタパンをおかわりしていたくらいでした。
一方のムハンマラは、自分にとって今回が初めてでした。料理が運ばれてきた時はかなり赤かったので「辛いのかな」と思いましたが、実際は全くそんなことはありませんでした。
赤みは赤パプリカ由来で、むしろしっかり甘みを感じる味です。ただ甘いだけではなく、パプリカ特有のほんのりした苦みもあって、そのバランスがうまくディップとして成立している印象でした。これは正直かなり新鮮で、印象に残った一品です。
次に出てきたのはポテトフライです。
ただ、いわゆる細いフライドポテトではなく、じゃがいもをかなり大きめにカットした、ごろっとしたタイプのものでした。
見た目は少し重そうに感じましたが、実際はそんなことはなく、塩加減も控えめで食べやすかったです。外は軽くカリッとしていて、中はホクホクしていました。
シンプルなのにしっかり美味しくて、気づいたら自然と手が伸びているタイプのポテトでした。

最後に出てきたのが、お肉を盛り合わせたグリルプレートです。
内容は、チキン、Kafta(いわゆる中東版のハンバーグのようなもの)、そしてラムのグリルの3種類です。
まずチキンは、スパイスにしっかりマリネされていて、グリルとは思えないくらいジューシーでした。胸肉なのにパサつきは全くなく、かなり印象に残りました。
Kaftaは牛肉とラムの合い挽きにスパイスを混ぜて作る料理で、見た目や作り方はハンバーグに近いです。ただ、味は全くの別物でした。日本のハンバーグのようなジューシーさというよりは、もっと“肉を食べている”感じが強いです。どちらかというと肉団子に近い食感で、ラムとスパイスの風味がしっかり効いており、地中海らしさを一番感じる一品でした。
ラムのグリルは、余計な脂っぽさがなく、かなり食べやすい仕上がりでした。それでいて、噛むほどにラムの旨みがじわっと広がる感じで、シンプルながら満足度は高いです。
全体的にどの肉も味付けはシンプルですが、その分素材とスパイスの良さがしっかりと感じられ、最後まで飽きずに楽しめるプレートでした。
正直レビュー
正直レビューも書いておくと、これまでバンクーバーで食べたレバノン料理の中では、ここが一番美味しかったです。
ボリュームに関しては、今回は3人(男2人+女の子1人)で行き、1人はかなり食べるタイプ(僕)でしたが、満腹とまではいかないものの、しっかり満足できるくらいの量でした。ちなみに他の2人は普通に満足していたので、一般的にはちょうどいいボリューム感だと思います。
価格は合計で100ドルちょっとでした。1人あたりだと30ドルくらいで、正直少し高めではあります。ただ、前菜だけでも結構お腹にたまりますし、全体の満足度を考えると納得感はあります。
次に来るなら、もう少しお肉系の量を増やしてもいいかもしれないと感じました。
「今日はちょっといいディナーにしたい」とか、「普段あまり食べない料理に挑戦してみたい」といった時には、かなりちょうどいいお店だと思います。
とはいえ、レバノン料理自体そこまでクセが強いわけではないので、初めての人でもあまり身構えずに入れるのも良いところです。
まとめ
マウントプレザントにあるMazahr Lebanese Kitchenは、日本にいるとなかなか食べる機会のないレバノン料理を気軽に楽しめるお店でした。
中東料理と聞くと、どうしてもクセが強そうなイメージを持ちがちですが、レバノン料理はむしろその逆で、素材の味をシンプルに引き出した料理が多いです。
今回改めて食べてみて、そのバランスの良さと食べやすさを実感しましたし、初めての人にも自信を持っておすすめできるジャンルだと思います。
この記事をシェアする